FEATURE

Vol.15
株式会社木村鋳造所

充実した福利厚生と柔軟な働き方で、


働く人の未来を整える。

プレス金型やエネルギー関連機器など、大型鋳物製品の製造を手がける「株式会社木村鋳造所」。その中核を担う御前崎製作所では、働きやすさを徹底的に追求し、従業員が安心して長く勤められる職場環境を整えています。今回は、充実の福利厚生や働き方への取り組み、そして地域とのつながりを 総務課杉山優一課長にお聞きしました。

御前崎製作所が育む、多様な人材とものづくりの現場

―木村鋳造所御前崎製作所のことを教えてください。

木村鋳造所 御前崎製作所では、プレス金型用、工作機械・産業機械用、エネルギー関連などの大型鋳物製品を製造しています。製造の中心となるのは「フルモールド鋳造法」。3Dデータを設計するエンジニアや、そのデータをもとに発泡スチロール製の模型を制作するスタッフなど、多彩な職種が連携しながら製品を形にしています。

従業員は約400名。そのうち約100名が外国籍社員、60名近くが女性社員と、多様な人材が活躍しています。通勤圏は地元の御前崎市をはじめ、菊川市や掛川市など近隣地域が中心。地域に密着し、地元の人々とともに成長してきた工場です。

「鋳造」と聞くと、暑くて重労働な職場を想像するかもしれませんが、実際はロボット化や自動化が進み、作業環境は大きく変化しています。製造工程だけでなく、設計や模型制作など多様な部署があり、それぞれの適性やライフスタイルに合わせた働き方が可能です。勤務は主に2交代制や3交代制で、若手からベテランまで幅広い世代が活躍しています。

社員の声が届く風通しのよさが魅力

―会社の雰囲気や魅力について教えてください。

「こんなことをやってみたい」「こうしたらもっと良くなる」。そんな現場からの声がすぐに形になるのが、木村鋳造所の魅力です。部署や年齢に関係なく意見を出し合え、良い提案はスピーディーに採用されます。失敗を恐れずチャレンジできる風土が根付いており、自分のアイデアが製品や会社の改善につながる実感は、大きなやりがいになっています。

さらに、木村鋳造所は社外とのつながりも大切にしています。役所との連携や地域イベントへの参加、発泡スチロール模型の寄贈や製作することで、地域を盛り上げる活動にも積極的です。こうした取り組みを通じて、ものづくりの現場から地域社会に貢献しているという誇りを、社員一人ひとりが感じながら働いています。

食堂プロジェクトで社内に「カフェテリア」が誕生

―カフェテリアを導入したきっかけと成果を教えてください。

従業員に長く健康的に働いてもらう環境を提供するため、木村鋳造所では2年前に「食堂プロジェクト」を立ち上げ、従業員食堂をカフェテリア風にリニューアルしました。健康を意識したメニューが揃い、会社からの補助もあり安価に提供されています。

月に一度は「お楽しみ給食」として、うな丼や海鮮丼など特別メニューが登場し、日々の食事に彩りを添えています。改装前は1日130食ほどだった利用数が、現在は210食へと大幅に増加。「コンビニよりも栄養もコスパも良い」と社員からも好評です。

様々な時間帯で働く従業員にも配慮し、調理済みの食事を保存し、安全な時間内に提供できる仕組みを整備。必要なときに温めて食べられるようにしています。

さらに、食堂が従業員同士の交流の場としても機能するようになり、「食事の時間に自然と会話が増え、部署を超えてコミュニケーションが活発になった」という声も聞かれます。食の充実が、職場全体の雰囲気改善にもつながっています。

働きがいのある職場づくりに邁進

―その他、働きやすい環境構築のために行っていることを教えてください。

従業員一人ひとりが安心して長く働けるよう、心と体の両面から支える職場環境づくりを進めています。その取り組みは多岐にわたり、**「健康経営優良法人(NEXT BRIGHT)」**にも認定されました。

食事面では、週に一度の「健康定食デー」や、5種類の小鉢・乳製品の提供など、栄養バランスを考えたメニューを用意。社内には簡易ジムも設置し、ウォーキング参加者への景品配布など、日常的に運動を取り入れられる仕組みも整えています。さらに、部署を超えて意見交換を行う「健康経営プロジェクト」では、従業員の声を反映したメニュー改善や健康施策を継続的に実施しています。

また、女性社員や子育て世代が安心して働き続けられるよう、柔軟な勤務制度を整えています。正社員は基本的に1日8時間勤務ですが、時短勤務やパート社員の場合は「1日6時間勤務」を基本としています。時間帯は固定ではなく、例えば8時〜15時や10時〜17時といった形で調整が可能です。
産休・育休の取得実績も豊富で、復帰後も短時間勤務制度を利用することで無理なく働き続けることができます。さらに、法定以上の「こども休暇」制度を整備し、小学校卒業まで利用できる仕組みを用意。ライフスタイルや家庭の事情に合わせ、ワークライフバランスを大切にできる環境づくりに取り組んでいます。

こうした取り組みは、従業員の健康維持やワークライフバランスの向上だけでなく、職場全体の活気やチームワークにもつながっています。木村鋳造所は、誰もが働きがいを感じられる職場づくりにこれからも邁進していきます。

入社を希望する人たちにメッセージ

―入社を希望する人たちにメッセージをお願いします。

「鋳造」という言葉から、工場は「暑くて汚い」という厳しいイメージを持たれるかもしれません。しかし、木村鋳造所 御前崎製作所には、鋳造工程以外にも多くの部署があり、ロボット化も進んでいます。
実際に工場見学に来ていただけると、「想像していた職場環境と違った」「楽しそうな部署があった」「大物製品の迫力に驚いた」など、良い意味でのギャップを感じていただけるはずです。
当社では、皆さんに当社の魅力をより深く理解していただくため、工場見学を随時受け入れています。高校生や大学生向けのインターンシップも積極的に実施しており、地域の中学校や高校とも連携し、職場体験や「探求学習」の受け入れも可能です。
ぜひ一度、実際に工場へ足を運び、当社のものづくりの現場と、従業員が笑顔で働く職場環境を肌で感じてみてください。皆さんとお会いできることを楽しみにしています!

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