目覚まし時計に合わせて、7時ちょうどに目覚める。今日も頑張ろう。
FEATURE 特集社員インタビュー
お客様の懐に飛び込んで
地域社会に溶け込む
島田掛川信用金庫に令和3年4月に入庫した新人職員の小笠原大輔さん(23歳、営業・融資担当)は、御前崎市出身。高校卒業後、東京都内の大学に進学し、2021年にUターン就職。新人研修を終えると御前崎支店の配属となり、旧御前崎市内の営業担当窓口として、日々営業回りを続けている。そんな小笠原さんの1日に密着しました。
ONE DAY 新入社員の1日
7:00 起床
7:45 出勤
しっかり朝食を食べて、自家用車で出勤。通勤時間はたった15分。
8:00 支店に到着
始業時間は8:30だが、30分前には出社するように心がけている。
8:30~ 支店内の清掃
支店敷地内を職員全員で清掃。お客様が気持ちよく支店を訪ねてくれるよう、心を込めて駐車場を掃く。
ロープレで営業スキルUP
火曜日と木曜日の朝は、先輩とのロールプレイングで営業スキルをアップ。先輩と自分が職員とお客様役に分かれて、商品説明や提案方法などのやりとりを演習する。先輩から、提案を断られた場合の上手な切り返し方など貴重なアドバイスをいただく。ただ、押し売りになってはいけないことも念押しされる。お客様が何を望んでいるのか、きちんと確かめて商品を勧める必要がある。
8:45~ 朝礼
支店長や部長の訓示、発表当番の職員のスピーチを聴き、支店全体の情報を共有する。毎月2回発表当番が回ってくるので、自分が当番になる日の前日は、何を話すべきか真剣に検討する。
9:00~ 営業活動の準備
その日にうかがうお客様の情報をまとめたり企画提案の内容を再確認する。想像力を膨らませて新しい商品や別ジャンルの提案もできるのではないか、検討する。
10:00~ 営業活動①
取引先は企業や団体のお客様と個人のお客様が半々。旧御前崎市内の客先35軒を、先輩と分担しながら営業推進や積立金の集金に回っている。1日に回る件数は10軒弱。大きい取引先をのぞいて基本的には自分一人で訪問する。移動は小回りの利くカブ。安全運転を心がけて、レッツゴー!
12:30~ 昼食
支店にいったん戻って家から持参したお弁当を食べ、午後に向けてエネルギーをチャージ!
13:30~ 営業活動②
スケジュールは訪問日時が決まっているお客様中心に組む。訪問時間は10分~15分で済むこともあれば、話がはずんで1時間を超えることもある。お客様の要望をきちんと把握するために、日常会話も重要なきっかけづくり。この前は、御前崎市に伝わる伝統的な鰹節づくりの手法「手火山式」(注)について、訪問先のマルミツ鰹節店さんにじっくり教えていただいた。中学校でお世話になった先生のお宅にうかがって、「立派になったじゃん」と声をかけられるのも、地元に根差している信金勤めならでは。
注…手火山式
燻製時に手作業で火の温度を調節するカツオ削節の製造方法。御前崎には190年以上前に伝わったとされる。
15:00~ 上司への営業報告
支店に帰って上司がデスクにいれば、すぐにその日の営業内容を報告する。少しでもいい話を持って帰ってくると、「よくやったな」と褒められる。照れくさいがすごく嬉しい。
16:00~ 営業日誌の作成と明日以降の準備
営業日誌の作成を済ませると、契約書の処理など事務手続きと明日以降の準備を行う。明日の準備のため、自分のデスクにメモを残しておく。もちろん個人情報に関わる書類は、デスクの引き出しやロッカーにすべて整理して収納しておく。
18:00~ 夕食
帰宅後、家族と夕食。今日のメインのおかずは、御前崎産の新鮮な太刀魚の塩焼きだった。
18:30~ 入浴
19:30~21:00 資格試験の勉強
信金職員として必要不可欠な資格を取るための試験勉強。今は信金職員として基礎実務の理解度が問われる「全信協基礎実務試験」の勉強をしている。証券外務員の資格試験や宅地建物取引士の資格も取らなければ。
21:00~ 自由時間
YouTubeの動画を観たり友達とLINEでやりとりしたりしてリラックスする。オンとオフを上手に切り替えることも大切だと上司・先輩から口を酸っぱくして言われている。
23:00 就寝
ベッドで明日の仕事内容をシミュレーションして、就寝。
令和4年の目標
社会人になることは想像以上に厳しい面もありました。ただ、ようやくその厳しさにも慣れて、仕事が面白くなってきたところです。できないことはまだ多いですが、一歩一歩できることが増えている実感もある。オートローンやフリーローンに加えて、より複雑な住宅ローンも担当したいですし、上司や先輩の手厚いサポートを得ているからこそ取れている営業推進案件を早く独力で獲得できるようになることが2年目前半の目標です。
先輩職員からの応援メッセージ
小笠原君の長所は素直さと度胸。アドバイスをすぐ実行してくれるので、こちらとしても助言しがいがあります。営業推進の最初の壁は、さっとお客様の懐に飛び込めるかどうか。割と度胸がないとできないんですが、彼は腰が軽くてそれができる。自分で対処できることをもっと増やして、支店の売上や地域経済の発展に貢献してもらえたらと思います。
増田直史さん(御前崎支店 営業・融資担当)