FEATURE

Vol.01
エイケン工業株式会社

仲間思いの社員がそろう


働きやすい職場環境が自慢

オイルフィルターを国内外の商社や車両部品メーカーに販売しているエイケン工業株式会社。
1967年の創業以来、安定した業績を維持する同社は、社員の福利厚生にも力を入れていて、働きやすい職場づくりを進めています。
エイケン工業の社員は、どのようにONとOFFのワークライフバランスを充実させているのでしょうか。若手社員4名に話をうかがいました。

組織全体を見渡せる仕事にやりがい

長嶋琴乃さんの【ON】(22歳、2019年入社、総務部)

入社3年目で、総務の仕事を担当しています。総務という部署は、組織を見渡して仕事をする必要があるので、会社全体について学べます。そのかわり、従業員が250名近くいるので、備品管理や請求書の確認・支払処理などをこなすだけでも、時間がかかります。だからこそ、自分で考えて段取りよく仕事を進めていくように気を付けています。女性従業員向け作業服の手配は、男性従業員の備品や制服を担当している先輩男性社員と協力しながら、仕事に取り組んでいます。
困ったことがあると、その先輩や直属の上司に報告、相談してアドバイスや指示を受けています。それだけではなく、幹部社員との定期的な面談の機会があり、現場の悩みや今後のキャリアプランについて、経営陣に直接知ってもらえる環境が整っています。

私としては後輩が入ってきたら、これまで先輩社員が私にしてくれたように、丁寧に仕事のやり方を教えてあげたいな、と思っています。

社長に誘われゴルフに開眼

長嶋琴乃さんの【OFF】

中学時代からソフトボールを続けてきたので、今も社会人のクラブチームで、練習や試合を毎週末楽しんでしています。ポジションはずっとピッチャーです。御前崎市や掛川市など中東遠地域はとくに野球やソフトボールが盛んなので、会社の同僚もときどき応援にきてくれます。

入社してからゴルフも始めました。私がスポーツしていることを知った社長から、「やってみたら?」と勧められたんですよ。父がゴルフ好きなので、浜岡カントリークラブのコースを一緒に回ったり打ちっぱなしにいったりしています。100ちょっとのスコアで回ります。打ちっぱなしは、ものすごいストレス解消になりますね。年2回ある会社のゴルフコンペにも参加しています。

最近は控えがちですが、みんなで食事に行くときには市内のダイニングバー「86-(ハチロクハイフン)」がお気に入りです。ランチも“めっちゃ”おいしいです。

好奇心とグローバルな視野が営業の心得

菊川佳樹さんの【ON】(34歳、2010年入社、営業部所属)

主なお得意先は、自動車の各種部品を取り扱っている商社さんです。そちらに自社のオイルフィルター製品を納めています。

お得意先への営業で気をつけていることは、リクエストされたことを、きっちりこなすことですね。信頼を積み上げて、営業の結果に繋げています。もう一つは好奇心。私はもともと総務部枠で入社しました。最初の3年間は経理の担当だったんです。だから営業に異動になった当初は分からないことだらけでした。でも、“好奇心全開”で知らないことを周りに聞いて、わからないなりに営業先に飛び込んでいく。すると、自分の知識になるだけでなく、思いの他、かわいがられもします。次のお客様との仕事にもそのときの経験が活きてきます。新しく入ってくる人たちにも、そういった前向きな姿勢を求めたいなと思います。
あとひとつは、広い視野。現場の人間もグローバルな視点をもっと持たなきゃいけない。僕らの営業は国内が舞台ですけれど、お客様への提案の際、海外の事例についても、きちんと把握した上で、自社製品の魅力をより伝えられるようになりたいと思っています。

いつか御前崎で親子で釣りを楽しみたい

菊川佳樹さんの【OFF】

昨年10月から、釣りを始めました。地元焼津の先輩に、コツを教えてもらいながら週末の朝、釣りにでかけています。子どもがまだ小さいので、休みの日の日中は、奥さんと子供と一緒に過ごすようにしています。でも魚が釣れる朝マズメという早朝の時間帯なら、奥さんと子供が寝ている間に出かけて家に帰れるので、趣味の時間と家族の時間両方を確保できます。子どもが大きくなったら一緒に御前崎の海で大物を狙いたいですね。

専門知識の習得が喜び

鈴木太山さんの【ON】(27歳、2019年入社、開発技術部所属)

所属している開発技術部という部署は、自動車用フィルターをはじめ各種フィルターに関する専門的な知識が必要です。異業種から3年前に転職した私も、一生懸命、同僚や先輩に追いつこうと頑張っています。正解をみつけるまでに時間がかかることもありますが、技術的な知見を学ぶことに楽しさを感じています。

私の担当業務の一つにオイルフィルターの性能検査があります。フィルター性能試験室で、1日ずっと試験装置を動かして、1時間に1回、オイルのろ過の状況をチェックするんです。チェックがずれてしまうと、データがすべて無効になってしまうので、責任をもって正確に計測するよう自分の1日のスケジュールを、この試験を基準に組み立てています。

今後は、任された仕事をきちんとこなしつつ、フィルターの細かな仕様や構造まできっちり把握して、CADを使った設計図の制作を一人で任せられるようになりたいです。

休日はソフトボールで汗を流す

鈴木太山さんの【OFF】

袋井市に住んでいるので、家から会社まで車で30分かけてエコパスタジアムの脇の道路を抜けて通勤しています。中学・高校と野球を続けていたこともあって、休日は袋井市内のソフトボールチームに所属して汗を流しています。春から秋は週1~2回試合があります。ポジションはセカンドです。

同じ部署には30歳前後の同世代の同僚ばかりで、わからないことがあっても、すぐ相談できます。ただこういう社会状況なので、3年前の入社以来飲み会をあまり開くことができていません。入社して1週間後に開かれた、会社の忘年会に参加したぐらいです。状況が落ち着いたらみんなで、市内の居酒屋に飲みに行こうと約束しています。

「働きやすい職場」で技術の腕を磨く

原口晴紀さんの【ON】(22歳、令和元年入社、機器事業部特機係所属)

2019年の入社です。先に入社していた自分のいとこ(このインタビューにも登場する長嶋さん!)から「すごく働きやすい職場だから!」と紹介されて、面接を受けました。居心地のいい会社じゃなかったら身内を紹介しないと思うんですよね。入ってみたら実際その通りで。地元出身者が多くて、プライベートの計画も立てやすい社員思いの会社でした。

現在自分が機器事業部で担当している業務は、鉄板を曲げる作業です。エイケン工業が独自の技術を持っている燃焼機器(バーナ)を「プレスブレーキ」というプレス機を使って加工しています。自分の仕事も含めて、いくつかの工程を経た後に、組み立て担当の部署が製品を完成させます。担当しているバーナは主にコンビニエンスストアの揚げ物に使うフライヤーの部品になります。

今の業務の担当スタッフは4人です。役割分担しながら交代で作業を進めています。オートメーション化が進んでいますが、金属加工の仕事は、職人技というか、ノウハウやコツが必要です。こなれてくると、力の入れ具合や角度などがつかめてきます。

他の部署から依頼があって、それを完成させたときに、「ありがとう」と御礼を言ってもらえると、やりがいを感じます。未経験の工作機械や担当業務もまだ多いので、より技術と経験が求められる仕事にもこれから積極的に挑戦していきたいです。

仕事仲間と御前崎の海でサーフィン

原口晴紀さんの【OFF】

年上の先輩が多い部署ですが、仕事のこともプライベートのことも話しやすい職場です。自分はサーフィンをしているので、技術的な話や波のポイント、道具についての情報交換をしています。サーフィン歴は、そんなに長くなくて入社後です。「スケートボードを10代の頃からやっている」と雑談で主任に話したら「じゃあ、サーフィンどう?」って誘われてはまりました。バランスのとり方はスケボーとサーフィン両方に通じますね。日の出が早い夏は、海に入ってから出社する日もあります。御前崎という土地柄、社内にテクニックのあるサーファーも多くて、御前崎や相良の海岸でばったり会うこともしょっちゅうです。新しい仲間がサーフィン好きだったら、今度は自分が「ぜひ一緒に行きましょう」と誘おうと思います。

STATE OF THE COMPANY

企業からのメッセージ

女性が産休・育休をとるのが “当たり前”の職場です。送り出しも職場復帰も、どちらもとてもスムーズです。時短勤務は子どもが3歳になるまで取得可能です。従業員の福利厚生に関する要望をたずねるアンケートも実施していて、昨年の夏はリクエストに応じて、アイスクリームの自動販売機を導入しました。忘年会やBBQ大会、ゴルフコンペなど、全社的な親睦会やイベントを定期的に開催し、性別、年齢を問わない部署横断的な交流も盛んです。
社員は地元(御前崎市、牧之原市、掛川市)出身者が多く90%近くを占めています。私自身20代の頃、関西の大都市で1時間満員電車に揺られて通勤していた経験がありますが、御前崎の雄大な自然を見ながらゆったり通勤できる喜びを毎日実感しています。世界有数のサーフィンの聖地であること、朝日と富士山、夕日と灯台の絶景、海の幸の豊富さなど、御前崎が誇る自然の恵みも、地元企業で働く魅力のひとつではないでしょうか。
総務部
山下晋吾

エイケン工業株式会社の
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