FEATURE

Vol.10
日弘ビックス株式会社

業界トップシェアが誇り。


生活を彩る「白」を極めるプロ集団。​

日弘ビックスは工業製品(壁紙、自動車、家具・家電、食品容器など)を色鮮やかに着色する顔料を製造している企業です。御前崎工場は、様々な色の基本となる「白」の顔料を専門に製造しています。白1色と言えど、その色の違いはお客様の数だけあり、奥深く面白い。高いシェアを誇り、高品質な製品を作りを支える4名の社員の皆様に、御前崎工場で働く魅力をお話しいただきました。

座談会参加者

井岡 大輔さん(生産技術部 35歳)

飯田 浩享さん(品質保証部 30歳)

松下 侑樹さん(製造部 28歳)

根来 晃汰さん(製造部 25歳)

入社のきっかけ

―みなさん、白い腕時計を付けられているのですね。

飯田 はい。この工場が「白」の顔料を作っているので、みんなで合わせて購入しました。

根来 機械の運転時間を見るときや、システムの調整などで時計を使っています。
普段は手に時計をしないんすよ。作業するときに邪魔なので、ベルトとかにぶら下げています。

―皆さんで着けるとかっこいいですね。チームワークの良さがうかがえますね。
では入社したきっかけ、自社(静岡工場)の魅力を教えてください。

井岡 元々高専に通っていたこともあり、自分で作業をすることが好きでした。自分の手を動かすことができる現場に深く付き合える製造業を探して言いました。工場見学の際に働いている方たちを見ていたら、雰囲気の良い職場に感じたため、私もこの会社で働きたいと思い入社いたしました。
昨年、白井工場(千葉県)から転勤してきました。静岡工場は人数が少ないこともありますが、風通しの良い働きやすい職場です。

松下 御前崎市の出身で、自宅から近く、通勤しやすい製造業を中心に探していました。地元の高校の出身者も多く、当時の就職担当教師の勧めでもあり、この会社に入社しました。
有休休暇も取得しやすく、家庭を第一に考えてくれる会社なので、子育て世代にとっても働きやすい環境です。

飯田 私も御前崎出身なので、地元で働きたいと考えていました。御前崎の企業を中心に就職活動をしていた際に、企業説明会で白の壁紙の国内シェア70%と聞き興味を持ち、”誇れることがある”会社があるものだと感心し入社したいと思いました。
白の壁紙は様々なところで使用されている為、その色を生産している当社は非常にやりがいのある仕事だと感じています。

根来 私も御前崎出身で、松下さんと同じく自宅から職場が近かったというところが大きな理由です。地元採用で基本的に転勤はなく、福利厚生も充実しているのも魅力的でした。

担当している業務について

井岡 今は、製品の検査対応も行っているため、生産ラインの予定を優先しつつ、生産技術部での業務を行っています。生産技術部では、作業の自動化を検討していますが、面白味のある仕事だと思っています。今はまだ、自分で考案し、実現した実績はありませんが、梱包作業の自動化実現し生産性を向上させたいと思っています。

松下 機械を立ち上げ、生産データの集計から始まり、2号機のバッチラインで「バッチ」という板状の塩ビの顔料を製造しています。顔料を均一に混ぜて安定させることを”分散”と言う技術になりますが、簡単に身につく技術ではなく、繊細な調整が必要です。その日の気温や温度などちょっとした変化で製品の品質が変わってしまうので、かなり職人気質な仕事です。

飯田 私は品質管理部で、「お客様の声を直接聞く」部署になります。納品した製品が良かったのか悪かったのか、聞いた声を製品に反映し、良いものをどれだけ継続して作れるようになるかを考えています。製品に異常があれば連絡して、異常の傾向を分析して現場に指示をだしています。良い製品を作るため、常に挑戦しています。

根来 製造グループ塩ビペレット製造ラインで、「ペレット」という小さい粒状の顔料を製造しています。ペレットの長さや大きさはお客様の要望によって様々ですが、お客様の要望通りに一粒一粒の形状が上手く出て綺麗に生産できたときに、喜びと言うかやりがいを感じます。
 
―ひとくちに「白色の顔料」と言えど、顔料の形状の違いやお客様がどのよう顔料を使用するのか等、先をを見据えて、色むらが出ない製品を提供する御社の品質の高さがわかりました

将来の目標

井岡 現在の製造ラインでは人の手が欠かせず、中には重労働なども含まれています。先ほども話しましたが、梱包作業の自動化を実現させたいですね。ラインの自動化を進めて、誰でも生産業務に従事できるようにしたいです。

松下 入社してから2号機のバッチラインに従事しています。班長見習いとなり、後輩などに指導することも増えてきました。自分自身もスキルアップして、製造現場を仕切れる立場になりたいですね。

飯田 今は、品質管理のサブリーダーとなりました。いつかはリーダーとなり、良い製品を作るために現場に適切な指示がだせるよう、「品質管理のプロフェッショナル」になりたいと思っています。

根来 今まで、加工粉末製造ラインや塩ビペレット製造ラインで仕事してきましたが、工場で行っている全ての仕事を覚えたいと思っています。

休日の過ごし方などを教えてください。

井岡 私は昨年に千葉の白井工場から転勤してきたので、新鮮に感じるのかもしれませんが、静岡県内には温泉が多いので、昼間から温泉に浸かってゆっくりしています。歴史的なスポットも多いので、近場でのお出かけも旅行気分になります。

―御前崎市にきて良かったところはありますか?

井岡 過ごしやすいところですね。東京に比べると不便は不便ですが、暮らしやすい街だと思います。

―おすすめのスポットとか名産とかはいかがでしょう。

井岡 ・・・

―みなさん、井岡さんに御前崎の魅力を教えてあげてください

飯田 やっぱり魚介類は美味しいと思います!

松下 静かなところですね(笑)

根来 海!海が近いのですぐに泳げます

―では、今年は井岡さんに御前崎の魅力を教えていきましょうね!
他の皆様はどう過ごされていますか?

松下 家族と過ごすことが多いですね。公園へ行ったり、お出かけをすること。あと、自宅の庭で畑仕事しています。子どもがサツマイモが好きなので、今年はサツマイモを植えました。収穫するのが楽しみです。

飯田 私も家族と過ごしています。子ともが小さいので、休日は1児のパパとして子供と遊び、家族で買い物へ行くなどして家族と過ごす時間を大切にしています。

根来 実は、最近「船舶免許」を取りました。特に釣りが大好きとかではないんですけど、「免許とろうかなー」みたいなノリで。まだ一度しか運転していないですけど、飯田さんと浜名湖に行って釣りに行きました。全然釣れなくて、ただただ船に乗っているって感じになってしたんですけどね(笑)

STATE OF THE COMPANY

企業からのメッセージ

日弘ビックスは『色と分散』の会社です。
工業製品の『採色』に必要な『着色剤』を製造・販売するのが仕事です。

製品のほとんどは企業様向けの、プロ仕様オーダーメイド製品で、いうなれば『色と分散』に関連する『困りごと』を解決するソリューションカンパニーとなっております。

創業からおよそ65年、『色』の専門メーカーとして常に製品、技術の向上に努めてきました。
製品・サービスの提供領域もプラスチック用着色剤にとどまらず塗料、インキ、化粧品や機能性材料の加工など、各段に広がってきています。

『企業は人なり』と言われるように、会社の発展は社員の成長なくしてありえません。社長である私の仕事は仕事を通じて人間として成長できるようなチャンスや場を用意してあげることだと思っています。

日弘ビックスがイメージする将来像は、『色と分散』に関連するグローバルニッチトップです。その実現を目指し、一緒に頑張ってみませんか。
代表取締役社長
中村 貴

日弘ビックス株式会社の
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